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統制感と幸福感は比例する
流されっぱなしの人生
自分が考えていることを人に伝えることを躊躇してしまいます。特にこれは仕事の場面で顕著です。
なぜかというと考えていることを伝えると、同僚と対立する可能性が出てくるからです。
だから周囲の人たちに対して要望を伝えることを控え続けてきました。
そんなふざけたスタンスでよくここまでやってこれたなと思います。自分の意思を伝えないままここまで切り抜けてきました。運が良いとしか思えません。
仕事が楽しくない理由は仕事に統制感がないからなのかもしれません。統制感とは物事に対してどれだけコントロールできたかという感覚や信念のことを言います。
この統制感が感じられないということは、つまり周囲の状況や同僚たちに言われるままに流されているということです。
メンタリストDaiGoさんの著書「運は操れる」(マキノ出版)を参考にすると、人間は「人生を自分でコントロールできている」という感覚があるほど幸福感が高まるそうです。
自分自身が成長している、自由度が高まっているという実感を得られる方向に人生をコントローラビリティを発揮しているとき、人は最も幸せを感じるのです。
「運は操れる」メンタリストDaiGo(マキノ出版)
ちなみにコントローラビリティとは物事をコントロールする能力のことです。流されるままだと人生はコントロールできそうにありません。
「運は操れる」をなぜ手に取ったのか?
「運は操れる」はタイトルに惹かれて購入しました。
ブログの記事を書く上でのノウハウとして、読者が困っていることを想定したうえでその解決策を提示することが伸びるブログの秘訣と言われています。
しかし、これまでの私の人生を振り返った時に問題を解決していったという経験があまり思い浮かびませんでした。
どちらかというと、具体的な解決策があってそれを実践したら問題を乗り越えることができた・・というよりも、気付いたら問題が解決して、問題が問題ではなくなっていった。もしくは何だかよくわからないけど解決していたというパターンが多い気がするのです。
だから、つまりですね。私は運が良いということなのです。
理詰めで実践して乗り越えるというより、運が良かった。この要因が大きい気がします。
それならこの運というものを勉強した方が良いのではないかと思いました。
それで「運は操れる」を手に取った次第です。
メンタル改善と一口に言っても・・。
さて、本題に入ります。
いま私に必要なのは、人生の統制感を獲得するために人に自分の意思を少しずつでも伝えることです。
またそれで対立する状況になった場合、ただ落ち込むのではなく立ち直る力が必要になってきます。立ち直るということはレジリエンスという力が必要なのです。レジリエンスとは「回復力」を意味する言葉です。
これまで私はずっと安心できる場所にとどまり続けてきました。
これをコンフォート・ゾーンと言います。この言葉はもともと「快適な空間」を意味する言葉です。心理学の分野で使われるときの言葉の意味としてはストレスや不安の無い、落ち着いた精神状態でいられる場所を指します。
しかしコンフォート・ゾーンに居続けているといつまで経っても変わらないままです。
自分を変えようと思ったら不安を感じてもコンフォート・ゾーンから飛び出る試みが必要になってきます。
つまり自分の意思を少しずつでも伝えるということは、コンフォート・ゾーンから一歩踏み出す勇気を手に入れることなのです。
コンフォート・ゾーンから一歩飛び出る。またレジリエンスを身につける。これらの力を身につける方法を「運は操れる」DaiGo著(マキノ出版)から学んでいきます。
スリー・グッド・シングス
コンフォート・ゾーンはあなたの成長を妨げ、長く居続けるほど、そこから出ることを恐れて不安感を高める傾向があるからです。
「運は操れる」メンタリストDaiGo(マキノ出版)
恐ろしいですね・・怖いですね・・・コンフォート・ゾーン。
しかし、そこから脱出する方法はそれほど難しくはありません。その方法は「スリー・グッド・シングス」に取り組むことでした。
過去の記事にもスリー・グッド・シングスについて書いてきましたし、毎日とまではいかないまでも今でも私は実践しているワークです。
改めて紹介すると、スリー・グッド・シングスは1日の終わりに「今日ふりかえって良かったこと」を3つあげて書き出すというものです。
非常に簡単ですね。
ただし、その「良かったこと」には条件がありまして、コンフォート・ゾーンの外に目を向けた出来事であるということです。
それは未知なるものに取り組むということや、今まで知らなかったことに触れるということだと思います。
よってコンフォート・ゾーンから飛び出る体験や発見ならどんな些細なことでも構わないそうです。
1日に3つ未来に向けて起こした行動をスリー・グッド・シングスで確認をします。
すると行動や発見することを意識するようになって人生をコントロールしている感覚が高まっていくというわけです。
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スリーグッドシングスの振り返り。
目次1 幸福感を持続させる方法1.1 良かったことを3つ書く1.2 スリーグッドシングスとは…1.3 効果について1.4 即効性に関して1.5 スリーグッドシングスの内容1.6 感想を加えるようになる ...
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スリー・グッド・シングスを実践する
さて、細々と続けてきたスリー・グッド・シングス。
ただこれまでは、その書き込んでいる内容は本当に「良かった」と思っていたことだけでした。
今回から改めてコンフォート・ゾーンから一歩踏み出すためのスリー・グッド・シングスを意識して実践していこうと思います。
↓いつも使用しているスケジュール帳です。これに良かったことを書き加えていきます。
今回書き込んだスリー・グッド・シングスの内容。
1、職場の先輩の誘いを断ることができた。
2、近所のお好み焼き屋で夕飯をとることができた。
3、スリー・グッド・シングスを新しい視点から取り組むことができた。
こうやって振り返ってみると、1で断るという意思をきちんと示すことができていたのですね。書いてみて気付いたのです。
また2は今までずっと自炊にこだわってきたのですが、一歩踏み出して外食をすることで、夜の貴重な時間を自分が本当にやりたいことに割く時間の確保ができるようになるわけですから、出費はありますがこれも大きな一歩だと思います。
そして最後のスリー・グッド・シングスの改善は言わずもがなの大きな進歩です。
これを1日で終わらせるのではなく、毎日続けていきたいと思います。特に「運は操れる」の中でスリー・グッド・シングスを継続する期限などは言及されてはいませんでしたが、1週間続けたら今週のベスト・グッド・シングス。
また1ヶ月続けたら今月のベスト・グッド・シングスを選ぶとより人生をコントロールする感覚が芽生えていくという風に説明されていました。
時間もそれほどかかるわけでもない実践方法ですし、ちょっと本腰を入れて取り組むだけの価値がありそうです。