本の実践

スリーグッドシングスの振り返り。

幸福感を持続させる方法

良かったことを3つ書く

人生山あり、谷あり。谷があるからこそ、山に登った時の喜びが大きくなるという御人がいますが、私はそんなことは全く思わないのです。これは結局、谷があったときに自分を納得させるためのこじ付けだと思います。

ここに山ばかりの人生があるとします。もう一方で谷と山がある人生もあります。さてあなたはどっちが良い?と聞かれたら私は間違いなく山だらけの人生を選びます。

山ばかりだとその山が当たり前に感じて感動しなくなると考える方もおられるかもしれませんが、人生は嬉しいことや悪いことだけではありません。何も無い普通の日が圧倒的に多いと思うのです。

この何も無い普通の日に感謝ができるのは、不幸な日々があったからそれと比較して普通の日にありがたみが感じられるという考え方もできますが、飛び切り不幸だった人が感謝の達人になるとは限らないし、順風満帆に小さな頃から恵まれた人生を送った人でも感謝ができる豊かな感性を持った人はいると思います。

私は幸福感をより多く感じる人生が絶対に良いのです!!!

というわけで幸福感を持続させる方法を調べてみました。

「ストレスを操るメンタル強化術」DaiGo著(KADOKAWA)で紹介されていたスリーグッドシングスを実践し続けてみました。

今回はこのスリーグッドシングスの効果を報告いたします。

スリーグッドシングスとは…

まずスリーグッドシングスとは、1日を振り返って良かったことを3つ書くというものです。

良かったことを思い返す作業を通じて物事の良い点に目を向ける力を養っていくのです。

この作業を1週間続けるだけでも数ヶ月は幸福感が持続していくそうで、作業内容が簡単な割には効果は絶大なのです。

効果について

まず継続期間についてですが、1ヶ月続けてみました。

と言ってもその間の1週間で書き忘れがありましたので、厳密に言うと間でブランクは発生しています。

↓手帳にこのように書いています。何も書かずにスカスカになっている時期あり・・。

たった3つの出来事を書き出すだけなので、継続する難易度は極めて低いように見えるのですが、これがなかなか定着に至っておりません。

その理由は単純にこの作業すらも面倒に感じてしまう点と単純に忘れてしまうからです。そして即効性がないからです。

習慣化には取り組む環境や時間などの切っ掛けとなるトリガーを設定する必要があると感じます。

しかしスリーグッドシングスに取り掛かるルールを厳密には決めず、隙間時間に思い出したら書くという「ゆるゆる状態」で取り組んでいたので、意欲が落ちたときにあっさりと書く作業を放棄してしまったのです。

当初は「ゆるゆる状態」でしたが、習慣を定着させるために切っ掛けとなるトリガーが重要だと途中で気付き、夜中の10時にアラームをかけるようにしました。

10時になったらアラームが鳴り、そのときにはブログを書いていようが、家事をしていようが、一旦は手を止めて3つ書き出します。

しかし、つい作業をしているとアラームが鳴っても目の前の作業を惰性で優先させてしまうのですよね。

私の性格上、家に帰るとだらけてしまうので、作業をするときには家の外で時間を決めて取り組んだほうが良さそうです。

即効性に関して

長年にわたって、発する言葉が大切ということを学んできたうえに実践も続けてきたせいか、悪口もそれほど言わなくなりましたし、弱気な発言も控えるようになりました。

発する言葉を変えていく経験で学んだことは、物事を実践して効果が出るまでにはある程度の時間が必要だということです。効果の実感は目に見えてすぐに感じられるものではありません。実践し続けてみて、いつの間にか自分が変わっていたということに気付くというプロセスを踏んでいくのです。

しかし、私はこのスリーグッドシングスを実践する上での効果を期待し過ぎていました。効果が感じられずに途中で続ける意欲が萎えてしまったのです。

スリーグッドシングスの内容

振り返ってみると、初期のスリーグッドシングスはこのような内容でした。

朝にブログと瞑想ができた。
朝からシャワーが浴びれた。
ツレと話ができた。

当初はこのように出来事のみを書いており、その出来事の何が良かったのかというところまで言及していません。

だから「朝にブログと瞑想ができた」から何なんだ?達成感のことなのか?それとも早起きができてスッキリしたということか?という話になってきます。

また「ツレと話ができた」ということに関しても話ができたことで何が良かったのかという言及がありません。

このような出来事のみを書いていくという内容が1週間ほど続きました。

感想を加えるようになる

1週間経過すると、出来事のみを書いていた内容に、何が良かったのかという感想を書き加えるようになっていきました。

例えば「電車内の睡眠が気持ち良い」とか、「休憩をきちんととれることがありがたい」などで、スリーグッドシングスの内容に感想を付け加えるようになって、自分なりの工夫が見られるようになっていきました。

能動的に動いて何かをやった時の達成感を書いていることが、振り返ってみると多いですね。

また良かったことは、実践できて良かっただけではなく、肉体的に心地よくて良かったという感想もスリーグッドシングスの内容に書き加えられていきました。

ちなみにある日の内容はこんな感じ。

電車で座れたこと。
オーバーナイトオートミールがうまい。
熱が平熱でした。

熱が平熱でした・・って、他に良かったことがよっぽど見つからなかったのでしょう。

また良かったことの内容ですが、食に対するこだわりがそれほどない私でさえ「〇〇がうまい」系の内容に頼ることが多いということ。

また例えば「〇〇さんに褒められた」とか「〇〇ホテルでアイスのサービスが貰えた」などはっきりと目に見えて良かったことが日常にあれば書きやすいのですが、そんなことは日常になかなか無いものです。

だから1週間もしてくると何を書けば良いのかわからずに手が止まることが結構ありました。

書く系で言えば過去にエクスプレッシブ・ライティングという自分が抱えている不安や悩みを書き出す作業がストレス発散効果に大いに効果があると学び、一時期続けていた時期がありました。

しかし、この気持ちを書く作業ってのもなかなか難しくて、続ければ続けるほどに書くことが無くなって筆が止まってしまうのです。

 

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意欲的に動けなかった日はネタ切れをおこしてしまうのですが、感想も達成感も何も無い日に書けることが思い付くようになれば幸せを見つける力が1段階上がったと言えますね。

何度も言います。1ヶ月取り組み続けて思い出したこと。取り組んだところで劇的に変わるわけではなく、少しずつ頭の中が変わっていって、気付くと人生が変わっていくというプロセスを踏んでいくものだと思います。

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