おやすみの重要性
ツレと一緒にいること
私の彼女は多発性硬化症という難病に罹っています。
これは脳の神経細胞の髄鞘という鞘のような部分が壊れていき、神経が思うように機能しなくなって、四肢が動かなくなることもある病気です。
人によって症状は千差万別ですが、ツレの場合は高校生の段階で黒目が動かなくなったり、眼振といって黒目の震えが止まらなくなるという症状が既に出ていたそうです。
私と出会った頃には左足の麻痺が既に出ていて、自力で歩いてはいたのですが左膝の下からの動きは不自由で、私は能天気にも何もわからないまま、その様子を見て「変わった動きをしているな〜」なんてことを思っていました。
ことの重大さに気付いたのは付き合い始めてすぐのことで、これは進行性の病気である。
また脳がいずれ萎縮する可能性もあって、治療方法は無いと知りました。
頭抱えましたね…これは…。
そしてストレスがこの病気に最も良くないということだったので、私がツレから逃げ出すわけにはいかないと思ったのでした。
寝ること
それから彼女との付き合いはかれこれ13年となりました。
私は母親にツレとこれから一緒に生活していくことを考えているという思いを伝えました。
これまでは基本的にうちの両親はツレと結婚することに反対(心配している)しているスタンスだったのですが、親に頼らずに2人で頑張っていくという考えを汲み取って意思を尊重してくれるようでした。
あとは私たちの頑張り次第です。
しかし…私の家にツレがやってきて2日一緒にいるだけで相当なストレスを感じてしまいました。
現実はなかなか難しく、ツレの手となり足となりで彼女のお世話を私がやらないといけない事実にこんなことを思うようになりました。
「俺って奴隷じゃん…」
そして体が思うように動かないだけではなく、最近は肌荒れが酷くて全身を掻きむしることで体中から出血をしているツレ。
その姿を見ることが私には輪をかけてストレスを感じてしまうのでした。
疲労によるストレスで感情のコントロールがうまくいかなくなることを防ぐためには休息は必要です。
また全身の痒み、トイレ、体温調節がうまくいかずに夜中にツレに起こされることもあるので、そのときにキレないようにしっかりと寝て休息をとり、疲労の回復に努める必要性を感じるようになりました。
それだけではダメ
今週末。ツレが泊まりにきました。
股関節が硬くなって体がますます動かなくなっています。
わかっているつもりでも、体が思うままに動かない彼女のお世話をし続けないといけないこと。
また肌状態の悪化などを目の当たりにして、私の心は荒れに荒れました。
本当に私はバカだと思いました。
自分の力を過信していました。
彼女のことを支えられると思っていたのですが、現実は耐えきれずにギスギスすることになって、そんな私の態度にツレが顔色を伺ってしまい、思うようにのびのびと過ごせなくなってしまうのです。
私が彼女のそばにいて良いものなのか?
そして、彼女のそばにいることで今度は私がのびのびと生きていけなくなるのではないか?
2人で頑張っていこうと伝えた矢先に気持ちが折れてしまいました。
この記事を書いているいまは気持ちが落ち着いているので、2人で何とかやっていこうという気持ちに戻りつつあります。
休息だけではダメだと痛感しました。
多くの人の力を借りていかないと今後も我慢し合うだけの窮屈な生活になってしまいます。
これから考え方を大きく変えて人に頼っていく必要があります。
光は見えていませんが、2人で希望を見出していくしかありません。
あっという間に過ぎていった
人の力を借りて生きていく必要性を感じながらも、まずは休息をとっていくことが優先です。
この日私は体にダルさが残っていました。
これは前日に行った筋トレによる筋肉痛も影響していたのだと思います。
覚醒しない体のままカフェでこのブログを書いているのですが、無尽蔵の体力と意欲がぜひとも欲しいと思い、若い頃以上に体のケアが必要だと感じました(って若い頃に体のケアをした覚えはないけど・・)。
お手製の実践メモから「元気」「体調」「ストレス」「不老長寿」というワードが入ったタイトルの本を参考にして、やりたいことができる体づくりに役立つ実践方法を抜き出してみました。
↓これがお手製のメモ
そして参考になった休息方法は以下のものです。
2、14秒間、旅行した記憶を思い出す
3、SNSを1日断つ
4、LINEやメールのチェックを昼・帰宅中・寝る前の3回に限定する
5、気分転換でスマホを見ない
6、スリーグッドシングス
7、5分の瞑想を2ヶ月続ける
8、マッサージ
9、コーヒー豆の香りを嗅ぐ
10、ポリフェノールを摂る(ナッツ・ブルーベリー・ココアパウダーなど)
11、湯船に浸かる
睡眠について
休息で1番始めに思いつくのがやはり睡眠です。
3日でも良いのでたっぷり眠ることで、心に余裕が生まれてギスギスした気持ちがおさまるそうです。
体と心は繋がっており、体をきちんと休めることで心も安定してくるのです。
これは「毎日を好きなことだけで埋めていく」本田光一著(祥伝社)を参考にしました。
良質な睡眠をとるためにはそのほかアイマスクをしたり、耳栓をするなど極力外部からの刺激を遮断することで、眠りが深くなっていくそうなのですが、その前に私の問題は圧倒的な睡眠時間の不足があるので、まずは睡眠の質云々の前に入眠する時間というものを意識した方が良いと思いました。
まずは3日。
7時間睡眠を意識して実践しようと思います。
↓早く眠れた日に印をつけることで達成感が生まれる。
携帯電話にまつわるものを遠ざけていく
休息をとるためにはネットに関する諸々を断つことが重要です。
まずは「最高の体調」鈴木祐著(クロスメディア・パブリッシング)を参考にします。
自然と触れ合うことによるストレス発散効果を本の中で謳っているのですが、自然と親しむ効果はデジタルデトックスの面でも効果があるそうです。
緑が深い場所は電波が不安定な場所が多く、そのような場所に身を置くことで、携帯電話に触れる機会が減ることになるからです。
メールチェックの回数を1日3回に限定しただけで、仕事中の緊張やストレスが和らぐということも紹介されていました。
また同じく鈴木祐さんの著書「超ストレス発散法 イライラが一瞬で消える100の科学的メソッド」(TETSUJINSYA)ではSNSを1日断つことで幸福感が増すということが紹介されていました。
SNSが幸福感を下げるというのは私は納得しています。
YouTubeなどで成功を収めている配信者を目の当たりにし、私より圧倒的に恵まれている人(若くして綺麗な奥さんと結婚して家庭を築いている人とか・・)や社会的に注目をされている人たちを目にする機会が多く、冴えない私の現状とSNSで豊かな生活を送っているように見える人たちとつい比較をしてしまう自分がいるのです。
比較してしまうと幸福感が下がってしまうのです。
だから意識的にSNSから距離を置く必要もあると思います。
この「超ストレス発散法」(TETSUJINSYA)は、食事、自然に親しむこと、またデジタルを使ったものや思考に関するものまで、あの手この手を駆使したタイトル通りのストレス発散法がこれでもかと紹介されている本です。
情報量が豊富でこれ一冊だけでも相当な実践方法が自分のものになるので一読の価値が充分にある本です。