昨日の朝。近所の喫茶店にモーニングを食べに行った時に興味深い話を小耳に挟みました。
カウンター席で若い男性と年配のマスターが話をしていたのですが、若い男性は携帯を弄りながら話をしています。どうやらネットで古着を検索しているようでした。
若「古着だったら2万近くするブランドのジャージとかも1万以下で買えたりする…」
マ「でも他の人が着てた服じゃろ?」
若「それでも2、3回袖通しただけのやつとかもあったりするから。」
マ「……2、3回でも嫌じゃね。やっぱり新品がいいじゃろ。」
両者は平行線を辿っていたのですが、僕は話を聞いていて「このことか…」と思ったのでした。
これからの時代は「所有」より「共有」また「体験」の時代になるそうです。
例えば車などは1人1台ずつ所有するこれまでの価値観から、カーシェアリングで共有していくことが時代の主流となっていくようです。
服なども現在の購入して着るという発想から、皆で着回すというライフスタイルが主流になっていくかもしれません。
購入するより共有することで、生活費が抑えられるなら僕はこのサービスを利用するようになると思うし、生活費が抑えられるなら余ったお金で様々な体験ができるようになると思います。
若者とマスターのやり取りを見ていて、「共有」に抵抗が無い若者と、「所有」にこだわるマスターというわかりやすい構図が見えて興味深かったのです。
もちろん。共有と所有は世代間で生まれるものではなく、若い人でも古着はダメという人もいますし、年配の人でも抵抗無く古着が着られるという人もいるとは思います。
「超ストレス解消法」鈴木祐著(鉄人社)から勉強させていただきました。
今回はネガティブ・ダストビンというものです。タイトル通り、コンプレックスやネガティブな感情を紙に書き出して捨てるという方法です。
所要時間は3分です。携帯電話のタイマーを僕は使用するのですが取り組んでみると3分なんてあっという間です。
スペインのオートノマ大学の実験では、自分の体の嫌なところを紙に書き出し、ビリビリにその紙を破り捨てると、捨てたグループはそれをしなかったグループと比較して自分の体に対するイメージがポジティブに変化したようです。
僕は自分の顔に対するコンプレックスが今でもあって、外出する時はウィルスの予防も有るのですがマスクを被ると落ち着きます。
マスクをしていないと周りの人達から変な顔で笑われるのではないかという不安があるのです。
さて昨日3分、自分の顔や体に関するコンプレックスを書き連ねてみました。途中でピタリとペンが止まりました。流石に3分書き切るほどコンプレックスはないな…と思っているとペンが止まって一拍くらいのタイミングでベルが鳴ったのでした。結構コンプレックスがあるものです。
仕組みとしては、思考を紙に書いて物質化することで、その思考が物になったという錯覚に陥り、本当に思考を捨てた気分になれるためなのです。
今回はコンプレックスですが、ネガティブな仕事をターゲットにしても構わないと思います。
続けることでネガティブな思考がすぐに打ち消せるようになるそうなので、マスクをしなくても堂々と振る舞えるようになるまで書き続けてみたいと思います。