優しいおじさん
帰りの電車の中で目を閉じて瞑想をしようとすると、そのまま意識が飛んでしまいました。
眠りながらも体が傾き、隣で眠っているオジサンの肩に何度も頭が当たってしまい、その感触で目が覚めました。
オジサンという自覚が私には全く無いのだけど、傍から見るとオジサンの肩に寄りかかるオジサンなのです。
高校生の頃、通学の時間帯に今日と同じように電車で居眠りをしてしまいました。
体が傾くと側頭部にコツコツと固い感触があって、それで目が覚めました。
薄目を開けると隣で新聞紙を広げたオジサンが私の頭を肘でこ突いていたのです。
ムカっときましたが睡魔には勝てずそのまま眠りに就いたのでした。
あのときのオジサンに比べると今日のあの人はとっても優しい人でした。
そんなどうでも良い話から始める今回のブログ。
落ち込んだ精神
久々に襲われました。
やばい精神状態です。
それは人が嫌いだ…という感覚です。
職場の女性陣が軽口をたたいて騒いでいたのですが、その輪の中にどうしても入りたくないし、仲良くしたくないし、仕事を辞めたいとすら思いました。
私の中の闇の部分が制御できません。
そして面倒なのが、実は1人になることが寂しいと思っているので、仲良くしたくないと思いながら本当は孤立を恐れているということ・・。
同じ人間なのか?と思うほどに私の心が真反対に引き裂かれています。
嫌いという感情と仲良くしたいという感情。
経験上「嫌いだわ~。仲良くしたくないわ~」と否定ばかりしては進歩はありません。
まず私の中にある「嫌い」という感情は受け入れる必要はあると思います。
そこから同僚達を否定するだけではダメなのはわかっています。
職場はお金を稼ぐ大事な場所です。
嫌な気持ちを認めながらも皆と仲良くする(仲良くする必要があるのか?)必要があるのかもしれません。相反する感情につい顔が歪んでしまいそうです。
褒めたときの好循環
無駄に年を重ねたつもりはありません。
だからわかっています。これはつまり私のメンタルの不調なのです。
職場の人たちに余所余所しさの様なものを感じ取って、強固な殻に閉じこもってしまうという流れになっているのですが、余所余所しさは私の思い込みの可能性が高く、いまの自分にできることはその捉え方を変えるか、行動して環境を変えていくしかないと思っています。
仕事を辞めるわけにはいかないので、環境を変えていくことは不可能です。
となるとメンタルの不調は自分に原因があるということはわかっているので、何とかするには自分(の捉え方)を変えるしかないのです。
人のせいにしたらまさにドツボ。
そこで「自分をホメればすべてがうまくいく」藤山勇司著(実業之日本社)を参考にさせていただきます。
自分をホメることが大切です。
己の心の中を充足感で満たせば、他人を認め称賛することが容易になるそうです。
上司や同僚、部下や取引先に対して好意的に接することができるようになると、当然ながら人が集まってくるようになります。
すると太陽のようなあなたと同じ時間を過ごしたいと思う人が増えていきます。
こうなれば、時とともに運気は上昇の一途をたどるというわけです。
本の中で紹介されている「自分ホメ」の好循環を大まかに表わすと、以下のようになっていきます。
努力を継続するサイクルです。
「頑張る」→「成果が出る」→「自分をホメる」→「エネルギーがもらえる」→「頑張れる」
永久に続くこのサイクルとなります。
「自分をホメればすべてがうまくいく」ではこれをダイエットにも当てはめていました。
「ダイエットをする」→「やせる」→「自分をホメる」→「エネルギーがもらえる」→「頑張れる」
ダイエットのほかに「今日の仕事」でもこの公式は通用すると思います。
「今日の仕事をのりこえた」→「給料日にお金を頂ける」→「自分をホメる」→「エネルギーをもらえる」→「仕事を頑張る」
人生を前向きに生きていくためのサイクルです。
「自信喪失状態を乗り越えて、人生を選択していく意思を手に入れた」→「以前よりもできることが増えた生活」→「自分をホメる」→「エネルギーをもらえる」→「頑張る」
好循環のサイクルは成果が出たときに褒めることでエネルギーが湧いてきます。
それが次の行動への活力になっていくわけです。
過去の自分と比較して褒める
また自分をホメる上でのバリエーションが多い方が、ホメることも容易になっていくと思います。
「自分をホメればすべてがうまくいく」で提案されていたホメ方が、ここまで努力してきた現在の自分を誇りに思うというホメ方です。
つまり過去の自分と比較をするということです。
昔のひきこもっていた時のことを思い出すぐらい、ここ最近は人の目を気にして被害妄想に陥っていました。
当時はこの精神状態で社会から脱落してしまったので、久々に「やべぇ…」と思ったぐらいです。
元に戻った感がありますが、それでも1日仕事を熟したわけです。
そう思うと確実に私は成長しています。
そんな自分をさっそく褒めるのです。
また、社会から脱落してから今の状態まで復帰できたことも誇ろうとも思います。
ズタボロだったひきこもり生活からここまで立て直すことができたのですから、充分に称賛に値すると思います。
よくやったな・・・俺。